今回の調査対象期間となった2017年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)は、アメリカのダウ平均株価が史上最高値を更新、日経平均株価も25年ぶりの高値更新をするなど明るい経済ニュースが相次ぎました。
ただ、2017年度のカラオケ業界は、ユーザー市場規模が前年に続けて減少となりました。要因としては、対前年から更に縮小となった酒場市場に加え、カラオケボックス市場が下げ幅は改善したものの引き続き減少になったことが挙げられます。しかしながら、依然として高齢者福祉施設向けのエルダー市場は拡大傾向にあり、高齢化が進む我が国にあって同市場が成長分野であることを如実に示しています。
本白書掲載のデータは、アンケート結果を全国データとして集計したものです。掲載データにそれぞれの視点から分析を加えていただき、顧客ニーズの把握、市場への新しい提案の発露、そして全国データと自社データの比較など、カラオケ産業に携わる各位の経営改善と市場を探るツールとしてお役立ていただければ幸いです。 |