今回の調査対象期間となった2016年度(平成28年4月1日~平成29年3月31日)は、日銀のマイナス金利導入、大幅な原油安の進行、イギリスのEU離脱やアメリカ大統領選挙でトランプ新政権が誕生するなど、世界が大きく動いた一年でした。
そんな中、2016年度のカラオケ業界は、ユーザー市場規模が減少に転じるところとなりました。要因としては、対前年から更に縮小となった酒場市場とこれまで堅調に増加傾向を維持してきたカラオケボックス市場減少が挙げられます。ただ、高齢者福祉施設向けのエルダー市場が、依然として拡大傾向にあるなど、プラス要素もありました。
本白書掲載のデータは、アンケート結果を全国データとして集計したものです。掲載データにそれぞれの視点から分析を加えていただき、顧客ニーズの把握、市場への新しい提案の発露、そして全国データと自社データの比較など、カラオケ産業に携わる各位の経営改善と市場を探るツールとしてお役立ていただければ幸いです。 |