①業務用カラオケディストリビューターの市場規模(図表1-4-1 )
・全国カラオケ事業者協会の会員に対するアンケート結果より、カラオケディストリビューターの市場規模を推計した。アンケート結果の地域別の売上平均値にディストリビューター総数を乗じた結果、2023年度のカラオケディストリビューターにおける売上総額は約1,644億円となった。
・対前年⽐は5.7%増となり、前年度の7.5%増に引き続き増加傾向をしめしている。
②賃貸借取引/販売の規模 (図表1-4-2 , 図表1-4-3)
・カラオケ機器ユーザーへの導入形態を賃貸借取引と販売に分けてみると、その⽐率は「賃貸借取引」が76%、「販売」は17%で⼤きな経年変化はない。
・賃貸借取引においては、売上の62%が通信カラオケ機器の賃貸料(本体+周辺機器)で778億円、前年より46億円の増加となっている。⼀⽅、販売の場合、機器の販売料(本体+周辺機器)は売上の39%(109億円)で、情報サービス料が55%(154億円)となり、こちらもハード売上が対前年⽐で17%の増加となっている。
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③出荷先市場の規模 (図表1-4-4)
ディストリビューターの市場として「酒場市場」「ボックス市場」「旅館・ホテル市場」「高齢者福祉施設市場」「その他の市場」があるが、それらへの売上⾦額⽐率をアンケート結果から地域別に推計し、全国集計を⾏ったところ、全体で以下のような結果となった。酒場市場にて前年より57億円増の+5.3%、ボックス市場で29億円増の+27.9%と売上が増加
している。 |
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【合計1,538億円】 (2023年の売上総額1,644億円から前述の「その他」の106億円を除いた「販売」+「賃貸借取引」の合計⾦額)
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④稼働台数 (図表1-4-5)
・ディストリビューターが現在管理している通信カラオケの台数を上記と同様にアンケート結果を元に推計した。これによると2024年3月時点の全国カラオケ事業者協会に加盟するディストリビューター管理下で稼動している業務⽤通信カラオケは約26万7千台と推定され、前年度引き続き約11,000台の増加となった。 |
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