酒場市場の活性化を目的に、「カラオケ有料化」の啓発活動を行い、そのバックアップ策として1,500名に5,000円の利用券が当たる「歌ってラッキーキャンペーン」を9月・10月を期間に実施。また、若年世代へスナック文化を広めようとTwitter連動企画「スナックdeカラオケ」を昨年に引き続き実施、31,801名の応募を集めた。「初来店客3,000円飲み放題」のサービスを提供する酒場検索サイト「スナックdeカラオケnavi」を9月、全国約1万の掲載店を確保してスタートし、「お店がどこにあるか分からない」、「料金が幾らか分からず不安」という、スナックビギナーの2大障壁を解消する利用者応援サイトとして各種媒体に取り上げられた。加えて「カラオケ文化の日」事業として東日本大震災被災地支援事業を実施。歌で被災地を応援しようと、AKB48とのコラボ企画「カラオケで『掌が語ること』を歌おう」キャンペーンを「カラオケ文化の日」(10月17日)から11月末日を期間に展開した。カラオケ文化の日公募は、「あったら行ってみたい! こんな『スナック』意見募集」を行い2,949のアイデアや意見を得た。
更には、業界内の交流と親睦向上を目的に、カラオケ産業に携わる業界人参加による情報交換会「カラオケ事業者交流会2018」を1月16日に開催。協会機関紙「JKA NET」88・89・90・91号、カラオケ報道記録「JKAクリッピング情報」72・73・74・75号を発行した。
渉外委員会
著作権擁護の観点からJASRACとの間に締結した「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」に則り、無許諾利用の解消を図る一方、「一体型契約申込書」の利用促進に努め、無許諾利用の発生防止に取り組んだ。また、全国14会場で「著作権講習会」を開催し、著作権管理に十分な知識を有す「音楽著作物利用許諾契約申込書 取扱管理者」を育成した。
次に、消費者センターや法律相談所に寄せられる顧客からの疑問や質問に、「クレーム110番」で対応し、協議機関という立場で問題解決を図ると共に、顧客の不信感払拭に努めた。また、「市場活性化委員会」で顧客保護の視点に立った業界の適正化施策を検討し、「地区懇談会」などの場で浸透を図り、業界の健全化に資する推進事業を実践した。
加えて、会員アンケートから業界向上に繋がる提言をまとめたほか、会員各社営業職のレベル向上を目的に、営業マナーや心構えについての研修「スキルアップ講習2017」を仙台・東京・大阪・福岡会場で開講、業界の現状を調査する市場アンケートを全国規模で実施し、その結果を「カラオケ白書2017」にまとめ発行した。