店舗の既存顧客を対象にした集客イベント「歌ってラッキーキャンペーン」をこれまでの秋開催から忘年会シーズンを盛り上げようと年末開催に変更、11月1日から12月31日を期間に実施した。また、アニメ「スナック バス江」とコラボしたWebプロモーション「スナックは最高だ!」を同時開催して若者や女性など新たな顧客層へ向けてスナックの魅力を発信した。スナック紹介サイト「スナックdeカラオケnavi」を9月に大幅リニューアルしてアプリ提供も開始、スナックへ顧客誘導するポータルサイト「スナカラ」として名称変更した。
「カラオケ文化の日」(10月17日)事業として、広く一般へ「健康にまつわるカラオケ川柳」を募集、最優秀作品を「健康カラオケ」推進のサインとして告知し、カラオケが健康に役立つことを広報した。コロナ禍で甚大な痛手を被った昼カラ(カラオケ喫茶など)を応援する企画として、カラオケイベント開催ツールを無償で提供する「カラオケ文化の日まつり」を10月17日から11月末日までを開催期間に実施、募集枠(100店舗)の倍近い193店舗が参加した。
更には、業界内の交流と親睦向上を目的に、カラオケ産業に携わる業界人参加による情報交換会「カラオケ事業者交流会 2024」を1月16日に開催。協会機関紙「JKA NET」112・113・114・115号を発行した。
渉外委員会
著作権擁護の観点からJASRACとの間に締結した「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」に則り、無許諾利用の解消を図る一方、「一体型契約申込書」の利用促進に努め、無許諾利用の発生防止に取り組んだ。14会場で「著作権講習会」を開催し管理指導者や取扱管理者の育成に努めた。
次に、消費者センターや法律相談所に寄せられる顧客からの疑問や質問に、「クレーム110番」で対応し、協議機関という立場で問題解決を図ると共に、顧客の不信感払拭に向けて各種契約書式の業界標準化に努め整備を行った。また、「市場活性化委員会」で顧客保護の視点に立った業界の適正化施策を検討し、「地区懇談会」などの場で浸透を図った。
加えて、会員各社営業職のレベル向上を目的に、カラオケ営業の実務についての「スキルアップ講習2023」を東京・大阪・岡山・福岡会場で開講、カラオケ利用の適正化を徹底すると共に、交渉力の強化を学んだ。また、業界の現状を調査する市場アンケートを全国規模で実施し、その結果を「カラオケ白書 2023」としてまとめ発行した。