全国カラオケ事業者協会


2022年度事業計画
概要 感染症との共生を目指し、業種別ガイドラインを遵守した感染防止対策を市場へ徹底しつつ、「対策店での歌唱は安全且つ安心」であることの周知に努め、歌唱を伴う飲食の場の活性化を業界挙げて実行する。活性化策としては、国の景気浮揚事業時期に併せた歌う気運を盛り上げる全市場へ向けた施策や、低迷する酒場市場に特化した来店促進事業、そして「スナックdeカラオケnavi」を核とした若い世代や女性の利用促進につながる支援事業を展開する。
 コロナ禍で途絶え気味だった会員間の人的交流の場を、十分な感染対策を講じつつ増やし、業界内の諸問題解消と市場の秩序維持に繋げる。新制度へ昨年移行した「カラオケエンジニア検定」の浸透を図り会員企業社員の技能向上に役立てるほか、営業職向けのスキルアップを促し、業界のレベルアップを目指す。音楽著作物を取扱う資格者の育成強化、そして省力化に繋がる契約書式の整備、キャッシュレス化を推進すると共に、ホームページを活かした情報共有など市場の適正化に努める。具体的事業については、各委員会、更には各専門委員会が中心となって行う。
組織委員会
  1. 1.新型コロナウィルス感染防止対策を実践する「ガイドライン実施宣言ステッカー」掲示店及び第三者認証店を拡げる。業界内に感染防止対策を徹底し、カラオケが安全であることを代理確認して実証する。
  2. 2.志を同じくする未加盟事業者に対して協会加盟を強く促す。
  3. 3.協会ホームページの会員専用サイト利用活性化を図り、会員同士の情報共有化を推進する。尚、支部ページでの「事例シート」内容掲載についても検討する。
  4. 4.十分な感染対策を講じた地区懇談会を開催し、会員間の情報交換並びに協会の活動情報伝達に努める。また、コロナ禍の問題点や違法行為に関する情報を収集し、必要に応じて渉外委員会への連絡を図り、市場の秩序維持に努める。
  5. 5.会員企業社員の技術向上と専門知識習得を目的に、技能認定講座「カラオケエンジニア検定」受講をすすめ、一事業所に一人以上のエキスパート取得者配置を目指す。
  6. 6.従業員の働き易い環境作りを業界全体で考える。
  7. 7.ウイズコロナを前提に、資料のペーパレス化やリモート会議への対応を進めると共に人と接触しなくても可能な職場環境の在り方を研究する。
  8. 8.生涯学習としてのカラオケ利用促進を提唱するユーザー団体「カラオケ使用者連盟」の会員拡大を積極的に協力する。
事業委員会
市場に対して感染防止対策を促し、カラオケが安全であることを周知する。市場へ活性化策を提供すると共にバックアップ事業を実行する。また、広くカラオケニーズを収集し、業界の認知拡大とカラオケの安全性を訴える広報活動を行う。
  1. 1.「文化専門委員会」
    1. 1)苦しむ業界に励ましのメッセージを募集する。
    2. 2)カラオケ文化の日(10月17日)事業として、医療従事者を支援するチャリティプロジェクトを実施する。

  2. 2.「事業推進専門委員会」
    1. 1)歌う気運を盛り上げるコンテンツを提供し、市場活性化を図る。また、既存市場の活性化に繋がる有料化及び利用促進、そして感染症予防対策の啓蒙を目的としたキャンペーンを実施する。
    2. 2)検索サイト「スナックdeカラオケnavi」を核に酒場市場の活性化へ向け、若者や女性といった新規顧客の誘導を試みる。また、全国2万店の登録を目標に掲載内容の充実を図る。
    3. 3)業界関係者の情報交換の場として“カラオケ事業者交流会”を催す。
    4. 4)各地のカラオケ関連イベントに必要があれば後援する。

  3. 3.「広報専門委員会」
    1. 1)協会活動を紹介する機関紙「JKA NET」を年4回発行する。
    2. 2)スナック女子の醸成に繋がる情報を発信すると共に、カラオケの安全性について検証結果を広く広報する。
渉外委員会
 各種関係機関との折衝業務にあたる一方、業界の適正化に向けた施策を講じる。また、市場状況の調査を行うと共に、会員企業強化に繋がる研修活動や標準書式の整備を行う。
  1. 1.「法務専門委員会」
    1. 1)JASRACとの間に交わした「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」を協会内外へ浸透を図り、「一体型契約申込書」利用及び未受理店連絡シート回収の徹底を図る。
    2. 2)JASRAC協定に則り「音楽著作物利用許諾契約申込書取扱管理者」、更には優秀管理者」や「管理指導者」の育成に努め、同管理者らによる著作権思想の啓蒙と普及を図る。
    3. 3)業界内の諸問題解消と適法化を目標に、規範と委員会方針を協会員に徹底し顧客保護の観点に立った市場の正常化を図る。また、委員会決定事項の不履行に対する報告制度を検討し徹底度合いを強化する。加えて本部と支部の連携強化を深めて違法行為の監視に努め、顧客に不利益が及ぶことを未然に防ぐ。
    4. 4)協会ホームページの会員専用サイトを使った情報共有策を検証し強化する。

  2. 2.「市場調査研究専門委員会」
    1. 1)コロナ禍での業界現状を把握する市場調査を全国的に実施し、報告書「カラオケ白書 2022」を作成する。
    2. 2)契約時の省力化に繋がる契約書式の整備と標準化をすすめる。
    3. 3)市場正常化のため、違法カラオケ機器のネット販売抑止と秩序維持を検討する。

  3. 3.「経営専門委員会」
    1. 1)コロナ禍においての顧客クレームを把握し本部相談窓口と支部が連携して解決策を探る。
    2. 2)未収金の効率的な回収を研究し、業界内のキャッシュレス化を推進する。
    3. 3)コロナ禍に見合ったスキルの提供を行い、業界内の感染対策徹底に繋げる。

前へ 協会ニューストップへ 次へ
1 2 3 4 5 6 7