全国カラオケ事業者協会


2025年度事業計画
概要 既存市場の活性化と新規市場の創造に向け、業界の発展を目指す。既存市場への試みとしては、カラオケの持つ効用を前面に押し出し、更なる演奏度数の向上に繋がる活動を業界挙げて実行する。また、地区懇談会など会員交流の場を通じて業界内の諸問題解消と市場の秩序維持を図り、顧客への適正なサービスの提供を推進する。

 設立30周年事業として昨年始めた「JAPAN=KARAOKE」でインバウンド市場の形成を試みるほか、「カラナビ.net」によるネット上の秩序構築についても継続して内容の充実を図る。加えて「カラオケエンジニア検定」やスキルアップ講習会などを通して業界のレベルアップを目指し、音楽著作物を取扱う資格者による適正化の推進、そして効率化に繋がる契約書式の整備、ホームページを活かした情報共有など市場の正常化に努める。具体的事業については、各委員会、更には各専門委員会が中心となって行う。  
組織委員会
  1. 1.各地で発生した災害の調査を行い、必要に応じて歌を通じた支援を実行する。
  2. 2.「JAPAN=KARAOKE」のインバウンド歓迎店掲載を増やし、訪日外国人へカラオケ利用を広く促す。カラオケが日本発祥であることを広めサイトの露出を高める。
  3. 3.志を同じくする未加盟事業者に対して協会加盟を強く促す。
  4. 4.協会ホームページの会員専用サイト利用活性化を図り、会員同士の情報共有を推進する。尚、「事例シート」内容の共有を目指す。
  5. 5.地区懇談会を開催し、会員間の情報交換並びに協会の活動情報伝達に努める。また、問題点や違法行為に関する情報を収集し、必要に応じて渉外委員会への連絡を図り、市場の秩序維持に努める。
  6. 6.会員企業社員の技術向上と専門知識習得を目的に、技能認定講座「カラオケエンジニア検定」受講をすすめ、一事業所に一人以上のエキスパート取得者並びに電気工事士や工事担任者の配置を目指す。
  7. 7.求人難を解消する業界のイメージアップを模索する。従業員待遇や求人対策など社労士を招いた勉強会を企画する。
  8. 8.生涯学習としてのカラオケ利用促進を提唱するユーザー団体「カラオケ使用者連盟」の会員拡大に協力すると共に、併せてバー・スナックについては「スナカラ」への掲載を勧め、早期15,000店登録を達成する。
事業委員会
 市場に対してカラオケを通した活性化策を提供すると共に来店促進事業を実行する。また、カラオケの健康面に与える効用を伝える広報活動を行い、歌う気運を盛り上げて演奏度数の向上に繋がる活動を行う。
  1. 1.「文化専門委員会」
    1. 1)カラオケで出会えた健康エピソードを一般から広く募集し、カラオケの効用をまとめて発表する。
    2. 2)カカラオケ文化の日(10月17日)事業として、昼カラ(カラオケ喫茶や昼営業のスナック)でカラオケイベント開催を後押しする応援企画「『カラオケ文化の日』まつり2025」を実施する。

  2. 2.「事業推進専門委員会」
    1. 1)歌う気運を盛り上げるコンテンツを提供し、市場の活性化を図る。また、既存市場の盛り上げに繋がる有料化及び来店促進を目的とした「歌ってラッキーキャンペーン」を年末に実施する。
    2. 2)スナック紹介サイト「スナカラ」をプラットホームに、若者や女性の利用促進につながるプロモーションを展開して新規顧客の誘導を試みる。
    3. 3)業界関係者の情報交換の場として“カラオケ事業者交流会”を催す。
    4. 4)各地のカラオケ関連イベントに必要があれば後援する。

  3. 3.「広報専門委員会」
    1. 1)協会活動を紹介する機関紙「JKA-NET」を年4回発行する。
    2. 2)スナック女子の醸成に繋がる情報を発信すると共に、カラオケの健康面での効用を広く広報する。
渉外委員会
 各種関係機関との折衝業務にあたる一方、業界の適正化に向けた施策を講じる。また、市場状況の調査を行うと共に、会員企業強化に繋がる研修活動や契約書など標準書式の整備を行う。
  1. 1.「法務専門委員会」
    1. 1)JASRACとの間に交わした「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」(第14期協定)に沿った「一体型契約申込書」利用及び未受理店連絡シート回収の徹底。また、「音楽著作物利用許諾契約申込書 取扱管理者」による著作権適正化の推進を図る。
    2. 2)業界内の諸問題解消と適法化を目標に、規範と委員会方針を協会員に徹底し顧客保護の観点に立った市場の正常化を図る。また、委員会決定事項の不履行に対する報告制度を検討し徹底度合いを強化する。加えて本部と支部の連携強化を深めて違法行為の監視に努め、顧客に不利益が及ぶことを未然に防ぐ。
    3. 3)協会ホームページの会員専用サイトを使った情報共有策を検証し強化する。

  2. 2.「市場調査研究専門委員会」
    1. 1)業界状況を把握する市場調査を全国的に実施し、報告書「カラオケ白書 2025」を作成する。
    2. 2)契約書式の標準化を進め、Web利用など利便性を高めて業務効率化を支援する。
    3. 3)会員名簿のWebサイト「カラナビ.net」の露出を高めて非会員との差別化を図り、カラオケ導入時の情報提供や違法カラオケ機器に対する注意を呼び掛け、「JKA推奨企業マーク」表示会員を広めてネット上での秩序維持と市場正常化に役立てる。

  3. 3.「経営専門委員会」
    1. 1)顧客クレームを把握し本部相談窓口と支部が連携して解決策を探る。
    2. 2)未収金の効率的な回収を研究し、業界内のキャッシュレス化を推進する。
    3. 3)会員企業の営業職に対してスキル向上を図る講習会を開催する。
    4. 4)設置作業の質を高めるプラスアルファのサービスなど、顧客への適正なサービス提供を推進する。

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