私、個人的にカラオケが大好きなんです。歌うとなぜか心身ともに健康になるように感じる。殺伐とした時代だからこそ、もっと若い世代、子供たちにも浸透していって欲しいと思いますね。

おっしゃる通りだと思います。心に問題のある子供、自分が表現できないで苦しんでいる子供に歌を歌わせると、自己表現能力が高まり、良い方向へむかうと聞きました。「ひきこもり」が120万人もいる時代だからこそ、カラオケの果たす役割は大きいと言えます。

老若男女問わず、楽しめるのもカラオケの魅力ですしね。

JASRACさんは、管理事業だけでなく文化事業にも力を入れていらっしゃいますよね。

文化事業は「著作権思想の普及」「音楽文化の振興」「音楽の利用開発に関する支援」という三つの柱で推進しています。実施事業は、講演会やシンポジウム、大学や法科大学院での寄付講座、そしてコンサートの開催、音楽療法の支援などです。

JKAさんも「カラオケ文化の日」事業を毎年行なっておられるわけですし、何か一緒に出来れば素敵ですね。なにせ一番身近な音楽、一般に多くの人々が積極参加する娯楽がカラオケなわけですから。

そうですね。利用者あっての管理なわけで、より多くのお店がJASRACステッカーを貼っていて良かった、と思ってもらえるような企画を考えたいものです。利用者に喜んでいただくことが、我々の希望でもあるわけですから。

お互いに智恵を絞ってみましょう。どうか、これからもよろしくお願いします。そして音楽文化の健全育成に向けて、共に手を携えて末永く歩んでまいりましょう。

こちらこそ、よろしくお願い致します。本日はお忙しいところ長時間、有り難うございました。

最後になりましたが、設立10周年おめでとうございます。貴協会の今後ますますの発展を心からご祈念申し上げます。