全国カラオケ事業者協会




■メーカー市場規模の推計
 主要2社アンケートの結果、2017年度の業務用カラオケに関するメーカーの総売上は、608億円と推計された。その内訳は業務用カラオケハード(本体+周辺機器)が205億円、通信カラオケの情報サービス料が393億円、その他のサービスが10億円である。メーカー取扱い台数は35,700台。出荷台数は前年に比べ8,300台減少した。


■ディストリビューター市場規模の推計
 地域別の売上平均値にディストリビューター総数を乗じて算出した結果、2017年度のカラオケディストリビューターにおける売上総数は約1,922億円となった。

■ユーザー市場規模の推計
「酒場」
 カラオケ導入対象となる酒場施設数は全国で15万2360件。酒場市場におけるカラオケ導入台数は1施設≒1台であり、酒場市場におけるカラオケ稼動台数は約152,400台と考えられる。酒場市場における1店当たりの月間売上推計値は約97万円で、カラオケの占める売上割合は9.0%。従って、酒場における業務用カラオケの市場規模は、97万円×9.0%×12ヶ月×152,400店≒約1,596億円

「カラオケボックス」
 カラオケボックス施設数は全国で9,300店、ルーム数では約131,600ルーム。カラオケ台数はルーム数と同じ131,600台と考えられる。カラオケボックス市場の1ルーム当たりの月間売上推計値は約24.7万円。従って、カラオケボックスの市場規模は、24.7万円×12ヶ月×131,600ルーム≒約3,901億円

「旅館・ホテル」
 全国の旅館・ホテル数のうち、カラオケを導入している施設は4,962施設。アンケート結果によれば、1施設当たりのカラオケ台数は約3台であるから、旅館・ホテル市場におけるカラオケ台数は約14,900台。また、1施設当たりの月間平均貸出経費の推計値は約8万円。従って、市場規模は、8万円×12ヶ月×4,962施設≒約48億円

「食堂・結婚式場・観光バス・その他」
その他の市場における業務用カラオケの導入実績は、「観光バス」では全国21,900台のバスに導入、「結婚式場・宴会場」では全国で約3,600施設、「その他(レストラン、ヘルスセンター、船舶、福祉施設、福利厚生施設等)」では引き続きエルダー市場の増加がみられ、約59,500台のカラオケが導入されていると考えられる。従って、その他市場のカラオケ台数合計は約85,000台となる。カラオケ1台当たりの月間経費の推計値4万円を乗じると、その市場規模は、4万円×12ヶ月×85,000台≒約408億円


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