全国カラオケ事業者協会



 本年も多数の参加者を集めて、賀詞交歓会が行われました。始めに、梶会長が「設立20周年記念事業として3年前にスタートした『カラオケエンジニア検定』は、来月のテストでカラオケエンジニア上級の1期生が誕生する。業界人の技術向上と専門知識の習得を目的に始めた検定は、初級、中級合わせて延べ500人を超える人が学んでいる。彼らがこれまで学んだその知識で活躍し、業界発展へと導いてくれることを願う。

 次に、依然として減少傾向にあるナイト市場に向けて今年も新規顧客獲得のためのキャンペーンを実施し、ナイト市場、カラオケ市場の活性化に努めたい」と年頭の挨拶。

 続いて来賓を代表して、経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課、伊藤 桂課長補佐様から「歌というものは、長く愛され、あるいはカバーされ歌い継がれていくものです。その歌に共鳴したり、色々な思いを体験できる、その際たるものがカラオケです。カラオケは音楽をリスペクトした文化だと思っています。  景気の見通しは悪くないと実感いただけるよう、2月末から始動する『プレミアムフライデー』など、消費拡大策を展開していきたい」との言葉を頂きました。

 続いて、文化庁 長官官房著作権課 著作物流通推進室 俵 幸嗣室長様より次のようなご挨拶をいただきました。「この前の国会で、保護期間の延長などTPPに対応した改正が成立しました。その他、ニーズが高い音楽データベースの整理などが予算案として盛り込まれています。今後も音楽などのコンテンツがより利用しやすくなるように、努めていきたいと思います」。

 ご来賓の皆様のご紹介の後、乾杯の音頭をおとりいただいた一般社団法人日本音楽著作権協会、大橋健三常務理事様は「今年の4月で貴協会とカラオケ利用の適正化に関する協定を締結して、まる20年、節目の年です。社会は不安定な要素もありますが、貴協会とJASRACにおきましては、安定した信頼関係を維持していただきたいと強く思っている次第です。カラオケ産業のますますのご繁栄、そして音楽産業のマーケットの発展にお役に立てればと思います」と挨拶。参加者全員による乾杯となりました。

 その後中締めで、早坂副会長が登壇し、恒例の一本締め。会場は、終始和やかなムードに溢れ、新しい年のスタートに相応しい交歓会となりました。



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