全国カラオケ事業者協会


平成28年度事業計画

概要  カラオケ業界の協議機関として、既存市場の活性化と新規市場の創造に向け、業界の発展を目指す。既存市場への試みとしては、ナイト市場へ向けた新規顧客の誘致策の実行や市場の適正化に資する活動を展開する。また、顧客インカムの向上とカラオケの位置付けを高める「カラオケ有料化」の啓蒙に努める。
技術職の技能向上を目的に実施する初級及び中級技能認士定講座を浸透させると共に、国家試験と連動して更に技術を深める上級講座を開講し、業界のレベルアップを図る。音楽著作物を取扱う資格者の育成強化、そして契約書式の整備を実施すると共に、ホームページを活かした情報共有など市場の適正化にも努める。加えて、悪質業者の行為を監視し、顧客に不利益を与える違法行為には、その解消に向けた対応を講じる。具体的事業については、各委員会、更には各専門委員会が中心となって行う。
組織委員会
  1. 1.会員の安定化を図るため、アンケートを実施し会員の要望を収集する。また、志を同じくする未加盟事業者対しては協会加盟を促す。
  2. 2.支部毎に行う地区懇談会で交通費支給などにより参加率を高め、会員間の情報交換並びに協会の活動情報伝達に努めると共に、食事会の開催など会員同士のコミュニケーション向上にも配慮する。
  3. 3.協会ホームページの会員専用サイト登録者による利用活性化を図り、議事録の掲載などにより、情報の共有化を推進する。
  4. 4.地区懇談会を通して市場の問題点や違法行為に関する情報を収集し、必要に応じて渉外委員会への連絡を図り、市場の秩序維持に努める。
  5. 5.会員企業社員の技術向上と専門知識習得を目的に、技能認定講座「カラオケ技能士」検定を実施する。
  6. 6.支部毎の会員連名チラシなどにより、悪質業者と一線を画す会員事業者の周知を業界推進項目の徹底と共に行う。
  7. 7.カラオケ産業の維持・発展、並びに生涯学習としてのカラオケ利用促進を目的とするユーザー団体「カラオケ使用者連盟」の会員拡大を積極的に協力する。
事業委員会
 市場に対してカラオケを通した活性化策を提供すると共にバックアップ策を実行する。
 市場に対してカラオケを通した活性化策を提供すると共にバックアップ策を実行する。また、広くカラオケニーズを収集し、加えて業界の認知拡大に向けた広報活動を行う。
  1. 1.「文化専門委員会」
    1. 「カラオケ文化の日」事業は、発生から5年の節目を迎えた東日本大震災や余震が続く熊本地震の被災地を支援する運動を実施する。

  2. 2.「事業推進専門委員会」
    1. 1)カラオケを使った市場活性化策を提供する。酒場市場の活性化に繋がる有料化促進及び新規顧客獲得キャンペーンを全員参加で市場へ提供できるよう、更なる働き掛けを行う。
    2. 2)酒場市場の見込み客開拓を目的に、若年層へ「スナックdeカラオケ」の定着を試みる。
    3. 3)業界関係者の情報交換の場として“カラオケ事業者交流会”を催す。
    4. 4)各地で会員が行うカラオケイベントに後援する。

  3. 3.「広報専門委員会」
    1. 1)協会活動を紹介する機関紙「JKA NET」を年4回発行する。
    2. 2)マスコミから日々発信される業界情報の収集に努め、会員間で問題意識を共有することを目的に「JKAクリッピング情報」を年4回発行する。
渉外委員会
 各種関係機関との折衝業務にあたる一方、業界の適正化に向けた施策を講じる。また、市場状況の調査を行うと共に、会員企業強化に繋がる研修活動や標準書式の整備を行う。
  1. 1.「法務専門委員会」
    1. 1)JASRACとの間に交わした「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」を協会内外へ浸透を図り、「一体型契約申込書」利用及び未受理店連絡シート回収の徹底を図る。
    2. 2)第10期JASRAC協定に則り「音楽著作物利用許諾契約申込書 取扱管理者」、更には「優秀管理者」の育成に努め、同管理者らによる著作権思想の啓蒙と普及を図る。
    3. 3)業界内の諸問題解消と適法化を目標に、規範と委員会方針を協会員に徹底し市場顧客保護の観点に立った正常化を図る。また、本部と支部の連携強化を深めて違法行為の監視に努め、顧客に不利益が及ぶことを未然に防ぐ。
    4. 4)協会ホームページの会員専用サイトを使った事例シートのオープン化を検討する。

  2. 2.「市場調査研究専門委員会」
    1. 1)業界の現状を把握する市場調査を全国的に実施し、報告書「カラオケ白書 2016」を作成する。
    2. 2)各種契約書や付帯する書式の整備に努め、業界標準化を進める。
    3. 3)市場正常化のため、カラオケ機器ネット販売の抑止と秩序維持を検討する。

  3. 3.「経営専門委員会」
    1. 1)債権放棄の抑止や顧客クレームの解消を図るため、相談窓口及び支部オリジナルページの内容充実を図り、成功事例をもとに有効活用を探る。
    2. 2)未収金の効率的な回収、保証金・保証人の獲得に努力する。インカムアップ策につながる市場活性化事業の成功事例など、会員に役立つ情報を地区懇談会で意見収集し啓発する。
    3. 3)「スキルアップ講習2016」を開講し、会員各社の社員育成に役立てる。

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