全国カラオケ事業者協会



  本年も多数の参加者を集めて、新春賀詞交歓会が行われました。始めに、梶会長が「今年に入り、年初より円高株安など、まさに波乱含みの幕開けとなっています。今年の干支は「丙申」ということで、物事が発展し、成熟する年ということだそうです。どうか、その通り、盛り上がる一年になってほしいものです。

 さて、20回目の発行となった「カラオケ白書」によりますと、カラオケボックスの出店増やエルダー市場の増加で、稼働台数は増加傾向にあります。また、昨年は2大メーカーからそろって新商品が発売され、ディストリビューター(販売代理店)の売り上げは上昇。さらにユーザー市場の売り上げが拡大しました。かたや下げ幅が縮小したものの、依然として酒場市場は減少傾向にあります。当協会では従来からの「歌ってラッキーキャンペーン」に加えて新規顧客獲得のための「初めましてキャンペーン」を実施。初年度ながら推定で1億5千万円の効果があったと思われます。こうした市場活性化策をさらにブラッシュアップして、今年も行っていきたい」と年頭の挨拶。

 続いて来賓を代表して、経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課、伊藤桂課長補佐様から「本日は、NHKの『のど自慢』がスタートした日です(1946年1月19日スタート)。今年で70年の長寿番組ですが、これは歌を唄うことが、どれほど国民に愛されているかを実証するものだと思います。
 さて、昨年の企業収益は過去最高、賃上げも17年振りの高水準で、景気は上向きにシフトしています。景気が良くなりますと、余暇の時間が増えます。余暇の時間が増えると、皆様のカラオケの出番となります。実際、ここ数年のレジャー白書を見てみますと、カラオケを楽しむ人が増えています。この流れが実感できるよう、経済産業省としましても、貴協会と手を携えながら市場拡大に努めて参りたく思います」との言葉を頂きました。

 ご来賓の皆様のご紹介ののち、乾杯の音頭をおとりいただいた一般社団法人日本音楽著作権協会、大橋健三常務理事様は「日本著作権協会と貴協会との間でお結びいただいているカラオケ利用の適正化利用の推進協定は締結から今年で、10期20年目を迎えるに至り、おかげさまで音楽著作権思想は広く定着し、目覚ましい管理実績に結びついています。これもひとえに貴協会の会員各位のご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。

 昨年、日本に訪れた外国人は1975万人ということで、過去最高でした。今年は2350万人の来訪が見込まれています。その際には、日本の質の高いカラオケ設備・施設を体験してもらい、カラオケ文化を世界へ広げてほしいものです。こうした好循環は国内のマーケットの広がりにもつながると思います。今後も貴協会と手を取り合って、音楽文化をさらに拡げて参りたいと思います」と挨拶。参加者全員による乾杯となりました。



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