全国カラオケ事業者協会







 開会に先立ち、今年1月1日に発生した「能登半島地震」で亡くなった方々に哀悼の意を表すべく、1分間の黙祷を行なった後に、開催の挨拶として、佐久間秀樹会長が壇上に立った。「コロナ収束によりデイ市場を中心に活性化がみられる一方で、カラオケスナックなどのナイト市場は依然として厳しい状況の中にある。当協会の活性化策として昼カラ店向けに実施した「カラオケ文化の日事業」は好評で、募集の倍以上の店舗申し込みがあり、盛況裡に終えることができた。年末は『歌ってラッキーキャンペーン』と『スナックバス江』のコラボキャンペーンを実施してコロナ明け初の忘年会シーズンを盛り上げた。2024年はコロナ禍前の状況に戻るよう皆様のお力を借りて市場活性化を図っていきたい」と年頭の挨拶。

 続いて来賓を代表して、経済産業省 商務情報政策局 コンテンツ産業課課長補佐、腰田 将也様から「世界に誇る日本文化である、カラオケの普及と発展のため、各種講習会の開催や市場活性化のキャンペーン企画実施など数多くの活動にご尽力いただいております。昨年実施した『スナックバス江』のアニメ化を記念した『歌ってラッキーキャンペーン』は漫画アニメとのコラボでもあり、広く我が国のコンテンツ産業の発展に資するものと考えております。今年は辰年ですが、協会の皆様による日頃からの様々なご尽力が身を結び、カラオケ業界そして音楽産業全体が龍のように力強く発展する年となる事を祈念しております。経済産業省としてもコンテンツ産業に関してポストコロナにおける取り組みとして海外展開やデジタル化など様々な支援を実施し、カラオケ産業及び音楽産業に携わっている方の後押しが出来るよう職務に邁進していきたい」との言葉を頂きました。

  続いて、文化庁 長官官房著作権課 著作物流通推進室長補佐、内村 太一様より次のご挨拶をいただきました。

 「カラオケを通した文化活動や音楽に関する著作権法の研究、並びに啓蒙活動も実施されており、著作物等の利用促進を通して文化の発展に大きく寄与いただいているものと考えております。文化芸術において多大な状況にあったコロナ禍ではカラオケ業界にとっても大変厳しい影響があったと思いますが、業界でガイドラインを作成され、昨年の5類後も安全・安心な歌唱環境であり続けるよう継続して実践されていることに敬意を表すと共に、業界の推進役としての今後益々のご活躍を祈念しております」

 各ご来賓の紹介の後、一般社団法人日本音楽著作権協会常務理事、増田 裕一様に乾杯の音頭をおとりいただき交流会の宴がスタートしました。

 会場では、佐久間会長の示した理事会での基本方針を受け、マーケットの活性化に向けた活発な意見交換が行なわれました。中締めは、毛利泰介副会長が登壇し、博多一本締めで今年一年の飛躍を願いました。



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